5G対応「Galaxy Note20」「Galaxy Note20 Ultra」見参 Sペンの使い勝手をさらに高めて利便性を向上(1/2 ページ)
Samsung Electronicsの「Galaxy Note」シリーズの最新モデルが登場する。2つの画面サイズから選択可能で、Sペンのレイテンシー(遅延)を抑制することでより良い書き(描き)味を得たという。より大きな「Galaxy Note20 Ultra」はリフレッシュレート120Hzの超高速ディスプレイを搭載している。【更新】
Samsung Electronicsは8月5日(韓国時間)、オンラインイベント「Galaxy Unpacked August 2020」において、新型スマートフォン「Galaxy Note20」「Galaxy Note20 Ultra」を発表した。両者共に「Sペン」の操作性を向上し、処理性能やカメラ機能など、スマホとしての基本スペックにも磨きを掛けたという。米国での想定販売価格はGalaxy Note20が999ドル(約10万5000円)から、Galaxy Note20 Ultraが1299ドル(約13万7000円)からで、一部の市場では8月21日に発売される。日本での発売は未定だ。
【更新:23時15分】発売時期などを追記しました
【更新:8月6日0時50分】米国での想定販売価格を追記しました
両機種共通の特徴
プロセッサは、投入する国や地域によってQualcommの「Snapdragon 865 Plus」または自社製の「Exynos 990」を搭載する。一部モデルは5G通信に対応しており、投入する国・地域やキャリアによっては30GHz前後の周波数帯「ミリ波(mmWave)」での通信機能も備えている。
Galaxy Noteシリーズの特徴となっている「Sペン」は、主にディスプレイ側のセンサーを改善することで書き(描き)込み時のレイテンシー(遅延)を抑制した。これにより、「紙に書いた感覚」に一層近づいたという。ペンを使ったジェスチャー操作は、全てのアプリで利用できるようになる。
Sペンを便利に使うためのアプリも強化している。「Samsung Notes(Galaxy Notes)」では、Samsung(Galaxy)アカウントにログインしているPCやタブレットと保存データを共有する機能、メモとして書き込んだ内容からボイスレコーダーで保存した音声の頭出しを行える機能、PDFファイルに書き込む機能などが追加された。
外部ディスプレイを用いてPCライクなデスクトップ表示を行える「Samsung DeX」機能では、従来のUSB Type-C(DisplayPort)に加えてMiracastでの映像出力にも対応。Miracastを受信できるテレビやレシーバーがあれば、すぐに使えるようになった。本体側のディスプレイとの「マルチ表示」にも対応している。
Samsung DeXは、Miracastを介したワイヤレス映像伝送にも対応した。本体ディスプレイとのマルチ表示も可能なので、この写真のように「投写している映像を見ながらSペンでメモを取る」という使い方もできる
動画撮影機能では「プロビデオモード」が追加された。このモードでは、アスペクト比16:9(7680×4230ピクセル)/毎秒24フレームまたは21:9(7680×3296ピクセル)/毎秒24フレームの“映画”ライクな動画を撮影できる。このモードでは、フォーカス、マイクの指向性、露出、ライティングやズームを手動で調整できるという。これとは別に、4K(3840×2160ピクセル)/毎秒120フレームの動画撮影機能も備えた。
Note20シリーズはワイヤレス充電にも対応する。Qi(チー)規格に準拠する他のデバイスを充電する「ワイヤレスパワーシェア」にも対応する。
ボディーはIPX8等級の防水性能とIP6X等級の防塵(じん)性能を備えている。
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