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WaymoのクラフシックCEO退任 2人CEO体制に
Alphabet傘下、Google系列の自動運転企業Waymoを5年半率いてきたジョン・クラフシックCEOが辞任を発表した。後任は、立ち上げ当初からのベテランでCTO(最高技術責任者)と4年前に入社したCOO(最高執行責任者)が共同CEOになる。
米Alphabet傘下でGoogle系列の自動運転企業Waymoは4月2日(現地時間)、同社を5年半率いてきたジョン・クラフシックCEO(59)の退任を発表した。後任はディミトリ・ドルゴブCTO(最高技術責任者)とテケドラ・マワカナCOO(最高執行責任者)が共同で務める。クラフシック氏は「アドバイザー」として留まるが、「新たな挑戦を始める」としている。
ドルゴブ氏は2009年、まだWaymoがGoogleの1プロジェクトだった段階に入社した自動運転プロジェクト立ち上げメンバーの1人。2016年にWaymoとしてスピンアウトした段階でCTOに就任した。
マワカナ氏(49)はコロンビア大学法科大学院で法学博士号を取得し、米Yahoo!や米eBayなどの幹部を経て2017年にWaymo入りし、2019年にCOOに就任した。
クラフシック氏は米Fordのチーフエンジニアや韓国現代自動車の米国法人CEOなどを経て2015年5月にGoogleの自動運転プロジェクトにCEOとして迎えられた。
クラフシック氏の下、Waymoは日産やVolvoなどとの連携を実現させ、自動運転車によるロボタクシーサービス「Waymo One」や配送サービス「Waymo Via」を立ち上げた。
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