WaymoとVolvo、L4の自動運転車開発で提携

Google系列の自動運転企業Waymoとスウェーデン自動車大手Volvoが戦略的提携を結んだ。Level 4の自動運転車を共同で開発する。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Google系列の自動運転企業Waymoは6月25日（現地時間）、スウェーデンの大手自動車メーカーVolvo Car Groupと「L4パートナー」としての戦略的提携を結んだと発表した。Volvoだけでなく、その系列のPolestar、中国Lynk & Coもこの提携に含まれる。

　L4とは、米運輸当局のNHTSAが定義する自動運転の定義で、「加速・操舵・制動をすべてシステムが行う」レベル4のことだ。つまり、Waymoの自動運転システム「Waymo Driver」搭載のLevel 4の電気自動車を共同開発するということだ。

　Volvoは電気自動車としては「XC40 Recharge」というモデルを間もなく発売する。

Volvoの電気自動車「XC40 Recharge」

　Waymoはこれまでに、Fiat Chrysler Automobiles、Jaguar Land Rover、ルノー・日産・三菱アライアンスとも提携を結んでいる。