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ソフトバンクG、ロボティクス企業AutoStoreに40%(28億ドル)出資
ソフトバンクGが、ノルウェーのロボティクス企業AutoStoreの株式の40%を28億ドルで取得する。孫正義氏は同社を「世界中の企業のための迅速なロジスティクスの実現基盤技術」と評価する。
倉庫ロボティクス大手のノルウェーAutoStoreは4月5日(現地時間)、ソフトバンクGが同社の企業価値を77億ドルと評価し、株式の40%を28億ドル(約3085億円)で買収することで合意したと発表した。
ソフトバンクGはThomas H. Lee Partners(THL)やEQT Private Equityなどが保有する株式を取得するが、THLが過半数株主にとどまる。ソフトバンクGとEQTはそれぞれ、AutoStoreの取締役会に取締役を送り込む。
AutoStoreは1995年創業のネドレバットに拠点を置く非公開企業。倉庫内の作業を自動化するロボットの製造を手掛ける。35カ国の600以上の施設が2万台以上の同社ロボットを配備している。
ソフトバンクGの孫正義会長兼CEOは発表文で「われわれは、AutoStoreを世界中の企業が迅速かつ費用効果の高いロジスティクスを実現できる基盤技術と見なしている。AutoStoreと協力し、市場を積極的に拡大していくのを楽しみにしている」と語った。
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