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Tesla、ビットコインによる車両代金支払いを一時停止
TeslaのマスクCEOが、3月から受け付けているビットコインによる車両代金支払を一時停止したとツイートした。「暗号通貨には有望な未来があると確信しているが、環境に負担をかけるわけにはいかない」と説明した。
米Teslaのイーロン・マスクCEOは5月12日(現地時間)、3月に開始した暗号通貨ビットコインでの車両購入代金支払を一時停止したとツイートで発表した。
ツイートに画像として添付されている声明文には、「われわれは、ビットコインのマイニングや取引のために化石燃料の消費が急増していることに懸念している。暗号通貨には有望な未来があると確信しているが、環境に負担をかけるわけにはいかない」とある。
新車発注ページの支払い方法としてリストアップされていたビットコインは、ツイート後しばらくして削除された。
Teslaは2月、15億ドル(約1580億円)相当のビットコインを購入している。
「Teslaが(保有している)ビットコインを販売することはない。ビットコインによる支払いは、マイニングがより持続可能なエネルギーに移行し次第、再開する予定だ。また、ビットコインほどエネルギーを消費しない他の暗号通貨も検討中だ」
検討中の暗号通貨にマスク氏が支持するDogecoinが含まれるかどうかは不明だ。
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