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これぞ一眼レフ ペンタックス「K-3 III」で味わうファインダーをのぞく楽しさ荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)

2021年春、久々に一眼レフらしい一眼レフが登場した。リコーイメージングのPENTAX「K-3 Mark III」だ。

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 夜の公衆電話をISO12800で。


ISO12800くらいなら、暗部がざらついているけれども普通に撮れる(20-40mm 30mm 1/60秒 F5.6 -1/3 ISO12800)

 さらにF8まで絞って手持ちの夜景撮影。さすがにISO51200まであげるとノイジーだけど、手持ちでシャッタースピードを上げたい、あるいは絞り込んで撮りたいとき。


F8に絞っての団地夜景。さすがにISO51200だとシャドウ部がざらつくか(20-40mm 20mm 1/25秒 F8 ISO51200)

 で、さっき「いくらでもISO感度を上げられる」と書いた。さすがに「いくらでも」はないけれども、最高でISO160万まで指定できるのだから、過言じゃないんじゃないだろか。


ISO160万まで上げてみた。暗い室内でもF22で1/6400秒とかすごい露出に

 まあ実用になるかといわれるとアレだけれども、高感度時の写りを感度を変えながら撮影し、中央部を切り出して並べてみた。さすがにISO160万が必要なシチュエーションってなかなか思いつかないけど。


ISO800から25600まで。高い感度まで余裕で指定できるけど、さすがに感度を上げると荒れてくる

ISO51200から1600000まで。ISO20万あたりからディテールが消え、彩度も落ち、ISO160万ともなるとほぼノイズ

 続いて、50mm F1.4のHDコーティングスターレンズ。ハイエンドレンズでのポートレートだ。フルサイズ用のレンズだがK-3 IIIにつけると77mm相当のほどよい中望遠レンズになる。


「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」を装着。50mm単焦点だがハイエンドレンズだけありかなり大きくて重め

 絞り開放で撮ってもボケがきれいで素晴らしい。フォーカスには気をつけなきゃいけないけど(大きくフォーカスが外れたカットがあったので等倍でチェックしたら風であおられた髪の毛数本に来てた)。


フォーカスはシビアだが絞り開放でもディテールはしっかりしているし、背景のボケ方も滑らかで美しい。さすがのレンズ(50mm 1/640秒 F1.4 +2/3 ISO100)

 最後は望遠レンズで。

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