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FitbitのパークCEO、「Wear OS搭載のプレミアムスマートウォッチを開発する」:Google I/O 2021
Google I/O 2021に登場したFitbitのCEOが、「Wear OS」搭載のプレミアムウォッチを開発すると語った。Wear OSはTizenと統合され、Fitbitのフィットネス機能も搭載される。
米Googleが5月18日(現地時間)にオンラインで開催した年次開発者会議「Google I/O 2021」の基調講演で、傘下の米Fitbitのジェームズ・パークCEOが「将来、Wear OS搭載のプレミアムスマートウォッチを開発する」と語った。
Fitbitはこれまで、自社製品には独自OSを搭載してきたが、少なくとも(フィットネスバンドではなく)スマートウォッチ製品ではGoogleのOSを採用するようだ。
【訂正履歴:2021年6月16日午後6時 記事初出時、「スマートフォン製品では」としていましたが、正しくは「スマートウォッチ製品では」でした。】
Googleはまた、「Wear OS by Google」を韓国Samsung Electronicsの「Tizen」と統合した新OSにすることも発表した(名称は「Wear」あるいは「Wear OS」になる模様)。
新OSはこの統合により、バッテリー持続時間が大幅に改善され、アプリの読み込み時間が30%短縮され、アニメーションがなめらかになるという。
新OSでは、Fitbitのフィットネストラッキング機能も搭載される見込みだ。
Samsungはこの基調講演で、次期「Galaxy Watch」にはこの新OSを搭載すると語った。
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