「Wear OS by Google」+「Tizen」=「Wear OS」:Google I/O 2021
GoogleはSamsungとの提携で、両社のスマートウォッチOS「Wear OS by Google」と「Tizen」を統合し、新たなOSとすると発表した。次期「Galaxy Watch」は新OS搭載になる。
米Googleは5月18日(現地時間)、オンラインで開催した年次開発者会議「Google I/O」の基調講演で、同社のスマートウォッチ向けOS「Wear OS by Google」と韓国Samsung Electronicsのスマートウォッチ向けOS「Tizen」を統合し、新たなOS(名称ははっきり発表していないが「Wear OS」になる模様)とすると発表した。Samsungの次期「Galaxy Watch」にはこの新OSが搭載される見込みだ。
新OSは、バッテリー持続時間が大幅に改善され、アプリの読み込み時間が30%短縮され、アニメーションがなめらかになる。
また、Galaxy WatchでGoogleマップなどのGoogle純正アプリを使えるようになる。
新OSでは、GoogleマップとGoogleアシスタントが改善され、Google Payが26カ国で利用可能になる。YouTube Musicも年内に利用可能になる。また、買収したFitbitのフィットネストラッキング機能を新Wear OS端末で利用できるようになる。
Wear OSはSamsungだけでなく、他のスマートウォッチメーカーも端末に搭載できる。アプリ開発者はAndroidツールを利用してアプリを開発できる。
なお、基調講演にはFitbitのジェームズ・パークCEOも登場し、「Fitbitの健康に関する専門知識とGoogleのアンビエントコンピューティング機能を組み合わせた、Wear搭載のプレミアムスマートウォッチを構築する予定だ」と語った。
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