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Facebook、誤情報拡散の個人アカウントも規制対象に 投稿の表示減
誤情報拡散対策に取り組むFacebookが、何度も誤情報を投稿する個人アカウントのすべての投稿のニュースフィード上での表示を減らす。また、誤情報をシェアしようとするユーザーには警告を表示する。
米Facebookは5月26日(現地時間)、誤情報拡散対策の一環として、何度も誤情報を投稿する個人アカウントの投稿も、ニュースフィード上での表示を減らすと発表した。ファクトチェッカーが誤情報と認定した投稿だけでなく、そのアカウントのすべての投稿が対象だ。
また、誤情報を繰り返し共有しているFacebookページをフォローしようとすると、そのページが誤情報を投稿しがちであると警告するカードを表示するようになる。
さらに、誤情報と認定された投稿をシェアしようとしたときに表示される通知を更新した。シェアしようとしている投稿が誤情報であることを示す関連記事と、その記事をシェアするためのプロンプト、何度も誤情報をシェアしようとすると投稿がニュースフィードに表示されにくくなるという警告を含めるようにした。
Facebookは2016年の米大統領選挙で誤情報拡散を放置し、選挙結果に影響を与えたと批判された。また、新型コロナウイルスやそのワクチンに関する誤情報も多数投稿されており、対策に苦慮している。
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