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1枚のイラストが10秒でVTuber用2Dモデルに、PFNのAI活用 ライブ配信アプリ「IRIAM」に新機能

ライブ配信アプリ「IRIAM」を提供するIRIAM社は6月18日、1枚のイラストからバーチャルYouTuberのように表情が変化する2Dモデルを自動生成する機能のβテストを開始した。Preferred Networksが提供するAIを活用しており、約10秒で2Dモデルを生成できるという。

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 ライブ配信アプリ「IRIAM」(iOS/Android、無料)を提供するIRIAM社(東京都渋谷区)は6月18日、1枚のイラストからバーチャルYouTuberのように表情が変化する2Dモデルを自動生成する機能のβテストを開始した。Preferred Networksが提供するAIを活用しており、約10秒で2Dモデルを生成できるという。


IRIAMがPFNの技術提供を受けて、約10秒で2Dモデルを生成する機能を実装

 ユーザーがイラストをアップすると、PFNの深層学習技術で顔などをパーツ分けし、IRIAM社のモデリング技術「表情表現用モデリング」「表情表現用エンジン」でそれぞれを動かす仕組み。生成したモデルは目や口、首などを動かせる他、「怒った顔」「困った顔」など表情を変化させることも可能という。

 通常、2Dモデルのアニメーションは動画データとして出力することが多いが、今回の機能では各パーツの位置関係などをデータ化した「モーションデータ」として出力。色などの情報を含まないため、生成にかかる時間を約10秒、出力後のファイルサイズを1MB程度に抑えられたという。

 IRIAMはバーチャルなキャラクターになりきってライブ配信できるサービス。IRIAM社は今後、目や首といったパーツに加えてイラストの髪部分も動かせるよう、機能のアップデートを進める。

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