TwitterがNFTを初発行 抽選で140人に無料配布 米国と日本で
米Twitter社が7種類のNFTを初めて発行。抽選で140人に無料配布する。米国と日本限定で、応募方法は公式アカウントのツイートにリプライ(返信)するだけ。
米Twitter社は6月30日(現地時間)、同社初となるNFT(代替不可能なトークン)を7種類発行し、抽選で140人に無料配布すると発表した。ユーザーはTwitter社の公式アカウントのツイートにリプライ(返信)することで応募できる。米国と日本限定のキャンペーンで、抽選への応募は7月1日で締め切る。
NFTとは、現実世界に実物がないデジタル作品でも所有権や真贋を証明できるデジタル資産だ。デジタルアートやデジタルアイテムといった作品・商品の所有権を売買するときなどに使われる。
キャンペーンに際し、ツイートに返信する人物の像「Reply Guy」、Twitterのロゴ「Twitterバード」のデザイン変化をまとめた「Rare Form」など7種類のデジタルアートを制作。これらのNFTを計140点発行する。受け取ったNFTは非営利目的であればWebサイトなどに掲載できる他、第三者への譲渡や販売も認める。
日本では7種類のうち、ジャック・ドーシーCEOによるTwitter初のツイートが表示された卵型おもちゃを描いた「First Born」のNFT20点を配布。Twitter Japanのツイートにリプライしたユーザーを対象に抽選する。
Twitter上でNFTの話題が増えていることを踏まえた施策という。7月1日午後7時時点では、Twitterの告知ツイートに付いているリプライは約2.2万件。Twitter Japanのツイートには約1400件のリプライが付いている。
NFTを巡っては、3月にジャック・ドーシーCEOの初ツイートが約3億円で落札された他、6月にはWorld Wide Web(WWW)の生みの親サー・ティム・バーナーズ=リー氏によるWWWのソースコードが約6億円で落札されるなど、デジタルコンテンツのマネタイズ手段として注目が集まっている。
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