Twitter初のサブスクサービス「Twitter Blue」始動 まずは豪と加で
Twitterが初のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」を正式に発表した。まずはオーストラリアとカナダで同日からロールアウトする。ツイート取り消しやカテゴリ別ブックマークの他、専用カスタマーサポートも受けられる。
米Twitterは6月3日(現地時間)、同社としては初のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」の提供を開始したと発表した。まずはオーストラリアとカナダでロールアウトし、ユーザー体験の理解を深めるとしている。
月額料金は、オーストラリアでは4.49オーストラリアドル、カナダでは3.49カナダドル。日本では350円になるとみられている。
無料サービスは変わらず存続し、Twitter Blueでは複数の特典が利用できるようになる。特典についてはこれまでうわさされていたものがほとんどだが、立ち上げ段階で提供される機能をここにまとめておく。
投稿の取り消し(最長30秒以内)
ツイート、RT、スレッド、引用ツイートの送信ボタンを押した後、最長30秒以内であれば取り消せる。取り消せる猶予の長さは5秒、10秒、20秒、30秒のいずれかを選べる。米Googleが2015年からGmailで提供しているメールの送信取り消し機能とほぼ同じだ。
ツイートのカテゴリー別ブックマーク
気になるツイートをカテゴリー別にブックマークできる。カテゴリーは自分で作ることができる。例えば「買いたい」「面白い」「映画」など。ブックマーク機能は無料でも使えるが、フォルダは1つなのでカテゴリーに分けたいというリクエストが多かったという。
スレッドを読みやすくする「Reader Mode」
Twitterには1ツイートは280文字までという制限があるが、長文をツイートの連投で投稿するスレッドという機能もある。スレッド投稿は線でつながっていて長いと読みにくい。Twitter Blueではこれを1つの文として表示する「Reader Mode」を利用できる。
専用カスタマーサポート
詳細は不明だが、Twitter Blueメンバー専用のカスタマーサポートも利用できる。
この他、ジェーン・マンチュン・ウォン氏がツイートしていた色違いのアプリアイコンやアプリのテーマ変更などもある。
関連記事
- Twitterのサブスク「Twitter Blue」は月額350円と判明
Twitterが準備中のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」がApp Storeの「App内課金」項目として表示されるようになった。日本でも価格は月額350円となっている。 - Twitterの定額制サービスは「Twitter Blue」で月額2.99ドル、とマンチュン氏
未発表新機能ハンターのジェーン・マンチュン・ウォン氏が、Twitterのサブスクサービスの名称は「Twitter Blue」になるとツイートした。月額料金は2.99ドル(約330円)。特典機能も紹介している。 - Twitterで月額10ドルのサブスク気象情報サービス「Tomorrow」始動
Twitter参加のRevueでサブスクリプションする有料サービス「Tomorrow」が米国でスタートした。約50万人のフォロワーを持つ気象学者が立ち上げた。月額10ドルで、「Spaces」への参加、Podcastへの早期アクセス、無制限の質問などが可能。 - Twitter、投げ銭機能「Tip Jar」を開始 数タップでPayPalなどからチップを送金可能
Twitterが投げ銭機能「Tip Jar」を発表した。まずは米国の一部のクリエイターやジャーナリストがプロフィールに追加できるようになった。応援したいユーザーのプロフィールにあるTip Jarアイコンから、PayPalなどを通じて送金できる。 - Twitterに「自動ブロック」搭載へ クリエイター月額支援などマネタイズ機能も
米Twitter社は、Twitterに今後搭載する機能として、不適切なツイートを自動的にブロック&ミュートする「SMARTER SAFETY」、ユーザーからクリエイターなどに月額支援できるようにする「SUPER FOLLOWS」、特定のトピックについて会話できる場となる「COMMUNITIES」などを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.