Valve、Nintendo Switchのようなゲーム機「Steam Deck」12月発売へ 399ドルから
ゲーム配信サービス「Steam」を運営するValveが、オリジナルゲーム機「Steam Deck」を発表した。「Switch」のようなハンドヘルド型で、価格は399ドル(約4万4000円)から。一部地域で12月に出荷の予定だ。
ゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは7月15日(現地時間)、「Nintendo Switch」のようなハンドヘルドゲーム端末「Steam Deck」を発表した。米国など一部地域で12月に出荷の予定。16日に米、英、カナダ、EUで予約の受付を開始する。米国での販売価格は399ドル(約4万4000円)から。
ストレージ容量を含むスペックが異なる3モデルで展開する。下図左から、399ドル、529ドル、649ドル。
Steam Deckにログインすると、PCで使っている自分のライブラリが表示され、すぐにプレイできる。
microSDカードスロットを備えるので、ストレージの拡張が可能だ。プロセッサとGPUは米AMDの「Zen 2」と「RDNA 2」、メモリは16GB。タッチ対応ディスプレイは7インチ(1280×800)だが、HDMI、イーサネット、USB Type-Cポートを備え、Bluetooth対応でもあるので、テレビや外部ディスプレイに接続可能だ。
別売のドックに設置することもできるが、Switchのようにコントローラー部分が外れるわけではなく、別途キーボードが必要だ。
Wi-Fiもサポートする。バッテリー持続時間は「ほとんどのゲームで数時間のプレイが可能」としている。小規模な2Dゲームであれば、約7〜8時間という。
OSは2013年に発表した「SteamOS」の最新版。レジューム機能を備え、スリープモードにして後で中断したところからプレイを再開できる。
現在日本からは予約ができないが、Valveは「ご予約いただける地域の拡大については間もなくお知らせします」としている。
関連記事
- 2020年は「Nintendo Switch」の独り勝ち 「ファミ通ゲーム白書 2021」
「ファミ通ゲーム白書 2021」によると、2020年の家庭用ゲームは「Nintendo Switch」がハードとソフトの両面で「独り勝ち」だったという。 - Nintendo Switchに新モデル、有機EL搭載で有線LANに対応 3万7980円で10月8日発売
任天堂がNintendo Switchの新モデル「Nintendo Switch 有機ELモデル」を発表した。新たに有機ELディスプレイや有線LAN端子を搭載。価格は3万7980円で、10月8日に発売する。 - Steam、ビットコインのサポートを終了 価値乱高下と手数料高騰で
ゲーム配信サービス「Steam」では、2016年4月からビットコインでの支払いをサポートしてきたが、ここ数カ月のビットコイン価値の乱高下と手数料の高騰を受け、サポートを終了した。 - 米Valve、独自OS「SteamOS」搭載家庭用ゲーム機プロジェクトを発表
ゲーム配信サービス「Steam」を手掛けるValveが、Linuxベースの独自ゲームOS「SteamOS」搭載の家庭用ゲーム機のテスター募集を開始した。2014年に複数メーカーから製品版が発売される見込みだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.