携帯ゲーム機「Steam Deck」はPCとして使える Windowsの導入も
「Steam」を運営する米Valveが15日(現地時間)に発表したゲーム端末「Steam Deck」は作業PCとしても使える。Windowsも導入できそう。
ゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは7月15日(現地時間)、「Nintendo Switch」のようなゲーム端末「Steam Deck」を発表した。Valveは「Steam DeckはPC」で様々なOSを導入できるとしている。
米AMDのカスタムAPU(Zen2/RDNA2)を搭載し、7インチの液晶ディスプレイ(1280×800ピクセル/60Hz)でSteamのゲームをプレイできるハンドヘルドPC。ストレージの違いで3モデルがあり、最大で512GBのSSDを備える。別売の純正ドックにはHDMIなどの出力端子や有線LANポートも付けた。
Steam Deckの「SteamOS 3.0」はArch Linuxベースの独自OS。Steamへのアクセスとゲームプレイに最適化した。
ただし仕様表にはLinuxデスクトップ「KDE Plasma」の文字があり、商品ページでは外部ディスプレイに接続してアプリケーションを操作する写真も。「新バージョンのSteamOSは、携帯型ゲーミングデバイス用に最適化されており、邪魔な機能はありません。しかし、本気で使ってみたいなら、デスクトップに向かいましょう」としている。
開発者向けのFAQでは「Windowsをインストールできるか」という質問に対し、「Steam DeckはPCだ。プレイヤーは他のOSを含め、好きなものをインストールできる」と回答している。
外観は携帯ゲーム機でも幅広い用途に対応できるSteam Deck。北米と欧州で12月に発売し、他の地域は2022年になる見通し。価格は399ドル(約4万4000円)から649ドル(約7万1000円)。
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