食事内容を基にAIが作曲、栄養バランスが良ければ「いい曲」に? サントリーが新サービス
サントリー食品インターナショナルは、AIが食事内容を音楽に変えるサービス「TOKUCHA MUSIC」の提供を始めた。食べたものを入力すると、料理の種類や栄養バランスからAIが1曲の楽曲に自動変換する
サントリー食品インターナショナルは7月16日、ユーザーが入力した1日の食事内容を基に、AIでオリジナルの楽曲を作るWebサービス「TOKUCHA MUSIC」の提供を始めた。AIは食べ物の栄養価を基に音色やメロディー、リズムなどを決める仕組み。入力された食事の栄養バランスを基に、曲の出来を5段階で評価する機能も備える。利用料は無料。
入力できる食品の数は約2000種類。AIはメロディー、リズムに加え、ベースラインやコードといった音楽の構成要素と食べ物の栄養をひもづけたデータを学習しており、1億通り以上の曲を生成できるという。食品の栄養価は、食べ物を「乳・卵」「魚介・肉・豆」「野菜・芋・果物」「穀類・油脂・砂糖など」の4グループに分ける「四郡点数法」を基に定めた。
生成された曲をSNSに投稿できる機能も搭載。曲の評価に応じて、より健康的な食生活を送るための助言をする機能も備える。例えば一日の食事が豚骨ラーメンと白米だと、「摂りすぎたカロリーも、足りなかった栄養も、次から気を付ければいい」などとアドバイスする。
筑波大学の研究成果を事業化するTHF(茨城県つくば市)と協力し、サントリー食品インターナショナルが提供する飲料「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」のプロモーションの一環として開発した。サントリー食品インターナショナルは「(TOKUCHA MUSICが)毎日の食事バランスを見直し、健康になるチャンスの気付きになれば」としている。
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