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「サイバー攻撃ではない」 大規模なアクセス障害に障害元の米Akamaiがコメント
7月23日午前1時ごろから午前2時ごろにかけて発生した、大規模なアクセス障害。問題の原因になったとみられるサービスを手掛ける米Akamaiは、障害について「Akamaiへのサイバー攻撃によるものではないことを確認した」とコメントした。
7月23日午前1時ごろから午前2時ごろにかけて発生した、オリンピックや日本航空(JAL)などの公式サイトや、オンラインサービス「PlayStation Network」(PSN)のアクセス障害。問題の原因になったとみられるサービスを手掛ける米Akamai Technologiesは、障害について「Akamaiへのサイバー攻撃によるものではないことを確認した」と同社のTwitterアカウントで明らかにした。
障害発生時、一部のWebサイトにアクセスしようとすると「Service Unavailable - DNS failure」というエラーが表示され、コンテンツへアクセスできない状態だった。障害が起きたWebサイトの一部ではAkamaiのDNSサーバを利用していることがネット上では指摘されており、AkamaiもDNSサービスの障害を告知していたことから、少なくとも一部のアクセス障害はAkamaiのDNS由来とみられる。
Akamaiは午前1時9分に、同社のDNSサービスである「Edge DNS」に問題が起きたことを発表。午前2時9分に問題を解決したとしている。
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