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テレビCMを郵便番号でターゲティング、地域に合わせて情報発信 中京テレビ
視聴者がテレビに登録している郵便番号を基に、CMと連動して表示するデータ放送画面を地域別に変える取り組みを中京テレビ放送が始める。
中京テレビ放送は8月16日、視聴者がテレビに登録している郵便番号を基に、居住地に合わせてターゲティングしたテレビコマーシャルを放送すると発表した。積水ハウスのCM放送時、CMと連動するデータ放送画面を自動で起動。視聴場所から近いモデルルームの情報を表示し、2次元コードでWebサイトに誘導する。
データ放送画面では「名古屋市千種区にお住まいのあなたへ」「リモコンの決定ボタンを押すとお近くの会場を確認できます」といったメッセージと、モデルルーム情報を載せた専用Webサイトに誘導する2次元コードを表示。視聴者は2次元コードをスマートフォンなどで読み取ってイベントを確認し、来場予約できる。
放送後、マーケティング支援を手掛ける技研商事インターナショナル(愛知県名古屋市)と共同で、CMを見て行動した視聴者がどのエリアに多く分布していたかを分析。エリアごとの家族構成や住民年齢、平均年収などのデータを活用し、CMがどんな視聴者に訴求できたか測定する。
中京テレビの情報番組「キャッチ!」内で8月19日から4回に分けて放送する。中京テレビは今後、この仕組みを活用するスポンサーを増やしたいとしている。
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