ニュース
自分自身を“三つ首”に 現在・過去・未来の多頭システム MITが技術開発:Innovative Tech(2/2 ページ)
自分自身の頭の左右に、未来と過去の自分の「顔」がある。阿修羅のような、キングギドラのような。
アニメーションの動きには、装着者が普段使用しているSNSで投稿したテキスト情報を自然言語処理アプローチで分析。話題に対してどのような態度をとるのかなどを推定する。
例えば、「最新のスターウォーズは、これまでの中で最高のSF映画だと思う」といった投稿をしていた場合、“スターウォーズ”や“SF映画”などのキーワードを抽出し、その際の感情を予測する。このように抽出したデータを時系列の感情の変化としてグラフに変換し、その人が未来、過去にどのような態度を取るか推定する。今回の実験では、著者が過去10年にFacebookで発信した6000投稿を分析した。
合成された顔は、装着者の声をテキストに変換し分析する。反応がポジティブであれば笑顔になり、ネガティブであれば眉をひそめるアニメーションを実行する。
関連記事
- テレワークで「つながり弱い同僚」との会話は激減、しかしそれが不安をもたらす──NTT調査
つながりが強い人と弱い人。それぞれ異なるコミュニケーションツールを使う傾向にあるという。それがもたらす結果とは。 - 分裂しても磁力で再結合 自己修復し泳ぎ続ける魚ロボット
分離したパーツを磁力で引き寄せるロボット。 - 霧の中に立体映像、32台のプロジェクターで投影 ドコモと東大「RayGraphy」開発
どの方向からも裸眼立体視できる立体映像。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.