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5台の接客ロボを一人で操作、サイバーエージェントが大阪で実証実験 「業務が可能か検証」
サイバーエージェントが、5台のロボットを一人のスタッフが遠隔操作し、接客業務が可能かどうかを検証する実験を、大阪府豊中市役所で行う。一人のスタッフが複数のロボットを操作することで生まれる利点や課題を検証するという。
サイバーエージェントは8月30日、5台のロボットを一人のスタッフが遠隔操作し、案内などの接客業務が可能かどうかを検証する実験を、大阪府豊中市役所で行うと発表した。一人のスタッフが複数のロボットを操作することで生まれる利点や課題を検証するという。
自動での発話や遠隔操作が可能なコミュニケーションロボット「Sota」を活用。自動応答と遠隔操作を組み合わせ、複数人への応対を同時に行えるかどうかなどを確認する。
期間は9月14日から17日。5台のロボットは豊中市役所内の展示スペースに設置する。展示スペースでは期間中、市内の景観から優れたものを選ぶ「豊中まちなみ市民賞」の投票を受け付けており、ロボットは来庁者への呼び掛けや、投票方法の案内などを行うという。
実験は、サイバーエージェントと大阪大学大学院基礎工学研究科が共同で設立した研究講座の取り組みとして実施する。同社は実験結果をロボットを活用した接客サービスの研究に活用するとしている。
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