アサヒビールは、人気で品薄になっている缶ビール「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」をはじめとした商品について、フリマアプリ「メルカリ」での価格高騰を抑えるため、9月24日からメルカリと連携している。
生ジョッキ缶の市価は200円ほどだが、店頭で品薄が続いており、メルカリでは市価の倍ほどの価格で取引されている。
24日付でアサヒビールとメルカリが結んだ連携協定では、生ジョッキ缶をはじめとした商品について、アサヒビールがメルカリに発売情報や商品画像などを提供する。
メルカリは、アサヒビールと合意した特定商品の購入について、アプリの検索結果や公式ブログで注意喚起する他、その商品が利用規約に反して出品された際に削除する。
9月27日現在、メルカリで「生ジョッキ缶」を検索すると、「価格が一時的に急騰している可能性がある。店頭価格を参照し、購入においては冷静な判断を」などと表示され、リンクからアサヒビールのサイトにも飛べる。
メルカリの公式ブログでは、「アサヒビールは、生ジョッキ缶の供給が追いつくように製造を進めていく」「アサヒビールのWebサイトで、今後の発売予定日が公開される」といった案内も掲載し、ユーザーに「冷静な行動」を呼びかけている。
生ジョッキ缶は、プルトップを引き上げると缶のフタが全開し、きめ細かい泡が自然に発生する缶ビール。4月の発売当初から人気を集めたが生産が追いつかず、現在、出荷を月1回に制限している。
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