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WSJ、Facebookが公開しなかった内部資料4件を一般公開
Facebookの内部資料に基づいてInstagramが若者に与える悪影響についての記事を連載しているWall Street Journalが、その内部資料6件をPDFで公開した。その数時間前にFacebookが2件の資料を公開した。この件については議会小委員会がFacebookの幹部を召喚し、公聴会を開く。
米Wall Street Journalは9月29日(現地時間)、米Facebookを批判する一連の記事のソースとなったFacebookの6件の内部資料をPDFで公開した。Facebookが「記事のソースとなった資料を公開する」として2件のデータのみを公開した直後のことだ。
WSJは、Facebookが内部調査でInstagramが若者に悪影響を与えるという結果が出ていたにも関わらず、何も対策をしていなかったと批判しており、Facebookはこれに反論している。
FacebookはWSJの記事が誤りであるという主張を裏付ける目的で、2件の資料を注釈つきで公開した。
WSJによると、Facebookは6件の資料を議会に提出済みという。
WSJが公開した資料は以下の6件(それぞれのリンク先はPDF)。アスタリスクをつけたものは、Facebookも公開している資料だ。
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