Facebook、約6時間にわたる障害について謝罪「原因はコンフィグ変更時のミス」
Facebookが約6時間にわたってFacebook、Instagram、Facebook Messenger、WhatsApp、Oculusが使えなくなったことについて謝罪し、原因はバックボーンルータのコンフィグ変更ミスだと説明。「コンフィグ変更の誤りであると考えていることを明確にしておきたい」。
米Facebookは10月4日(現地時間)、約6時間にわたって同社のすべてのサービスでアクセスしにくくなった問題について謝罪し、原因を説明した。
この問題は日本時間の5日午前0時40分ごろ〜午前8時ごろの間、Facebook、Instagram、Facebook Messenger、WhatsApp、Oculusのサービスが使えなくなっていたというもの。
Facebookは、その原因を「データセンター間のネットワークトラフィックを調整するバックボーンルータのコンフィギュレーション変更により、この通信が中断される問題が発生」したと説明した。これによりネットワークトラフィックが中断し、データセンターの通信方法に連鎖的な影響を与え、サービス全体を停止させたとしている。ブライアン・クレブス氏による説明とほぼ一致する。
「この停止の根本的な原因はコンフィグ変更の誤りであると考えていることを明確にしておきたい」という。問題発生が内部告発者によるテレビ番組でのインタビューの数時間後だったため、内部の不満分子による活動ではないかという憶測も浮上していた。
また、この問題でユーザーデータが危険にさらされたというエビデンスもないとしている。
この問題については、マーク・ザッカーバーグCEOも自身のFacebookアカウントで「Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerが復旧した。今日は迷惑をかけて申し訳ない。大切な人とのつながりを維持するために、みなさんがわれわれのサービスにどれだけ依存しているか理解している」と謝罪した。
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