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メルカリ内でショップを開ける「メルカリShops」開始 値下げ交渉なしで販売可
メルカリ子会社のソウゾウが、フリマアプリ「メルカリ」内でネットショップを開設できるサービス「メルカリShops」の提供を、全ユーザー向けに始めた。開設は無料で、販売手数料は売上金の10%。個人間取引と違って値下げ交渉に応じる必要がない点が特徴という。
メルカリ子会社のソウゾウは10月7日、フリマアプリ「メルカリ」内でネットショップを開設できるサービス「メルカリShops」の提供を始めた。ネットショップは個人、法人を問わず開設可能。開設は無料で、販売手数料は売上金の10%。個人間取引と違って値下げ交渉に応じる必要がない点が特徴という。これまでは先行登録者限定で提供していた。
出品する商品や在庫はメルカリのアプリ内で管理できる。配送方法は出品者と購入者の住所を送り状に記載しない「らくらくメルカリ便」など。12月31日までの間、売上金計10万円までは販売手数料を無料にするキャンペーンも実施する。
小規模事業者の利用を想定し、野菜や果物といった食品、アクセサリーなどのハンドメイド品、焼き物や染め物といった伝統工芸品などの出品を見込む。今後は酒類の販売を可能にする他、クール便での発送に対応したり、PCで出品を管理できるようにしたりし、機能拡張を進める方針。
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