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JR東、入院時にiPadを貸し出す実証実験 離れた家族と「Webex」でオンライン面会
JR東日本とシスコシステムズは、入院時に、タブレット端末の貸し出すサービス「Be With」の実証実験を始めると発表。患者とその家族が好きな時間にオンライン面会をするためのサービスだ。
JR東日本とシスコシステムズは10月19日、入院時にタブレット端末を貸し出すサービス「Be With」の実証実験を始めると発表した。患者とその家族が好きな時間にオンライン面会をするためのサービスで、患者の孤独化の解消や、家族の不安によるストレスの軽減を目的にする。
今回の実証実験はJR東京総合病院入院センターで実施。iPad(第8世代)とモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W07」を患者と家族にそれぞれ1台ずつ貸し出す。機材のレンタル費と通信料は無料、オンライン面会にはシスコのWeb会議システム「Webex」を使う。それ以外でのiPadの使用は、現状では想定していないという。
期間は10月22日から11月12日まで。貸し出し期間に制限は設けていない。iPadとモバイルルーターは各12台ずつ用意する。実証実験では、入院患者と家族へのサービス需要の確認と、病院スタッフの業務効率が改善するか確認する。
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