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自動翻訳、日本語書き起こしもできる「Pixel 6」登場 Proも登場しハイエンド復帰の内容は?Googleさん(2/3 ページ)

Googleが「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」を正式発表しました。初のオリジナルSoC「Google Tensor」搭載でも無印は先代から価格据え置き。Proはスペックも価格もハイエンドです。

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 仲間はいろいろいても、Pixel 6シリーズ、遠くからでもすぐそれと分かる特徴があります。そう、「カメラバー」。。。

 pixel 3
カメラバー!

 Googleさん自身はこのバーをかなり気に入っているようで、モバイル事業部の偉い人、ナンダ・ラマチャンドラン副社長は記者向けオンライン発表会で、カメラバーを含む本体デザイン全体を「デザイン言語を大きく変えるような進化」と語りました。ふうむ、そうなのか。

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背面(Pixel 6 Pro)

 確かに特徴的です。でも、どうなんでしょう。慣れればかっこいいのかな。繊細なレンズ類は全部ガラスにカバーされているし、上下のゴールドのラインの部分がさらに少し出っ張ってるので、レンズに傷がつく心配はないようです。それに、これまでのスマホの背面はカメラのせいでほぼ確実にアンシンメトリーでしたが、このカメラバーによってシンメトリーになりました。

 Pixel 4以外のPixelシリーズにある背面の指紋認証センサーもなくなり(ディスプレイの下層に組み込まれた)、カメラバーの下は「G」マークだけの、つるっとしたデザインです。

 いつもは「スマートフォンはケースなしで使う派」ですが、今回はケース着せちゃうかも。Pixel 5と違ってガラス筐体なので、つるつるすべって落としちゃうかもしれないし。でも実物を見て触ったら、意外と見た目も手触りも気に入るかもしれないので、触ったらまた報告します。

 pixel 5
3630円のオリジナルケースに入れてもカメラバーは目立つ!

 Pixel 6の特徴はそのデザインより、なんといっても初のオリジナルSoC、Google Tensor搭載というところです。私はベンチマークとかそういうのはあまりピンとこないですが、一番嬉しいのはこれのおかげで音声認識やリアルタイム翻訳、「レコーダー」アプリでついに日本語も文字起こししてくれるようになること。

 翻訳はGoogleのAIが頭フル回転でやるので、従来のプロセッサではバッテリーを食いすぎて「リアルタイム」は実現できなかったのだそうです。でも、TensorはAIフル回転でもバッテリー消費が従来の半分なので、実現できると。YouTubeなどのアプリでも翻訳した字幕付きで視聴できるなんて嬉しい。早口のカーラ・スウィッシャー女史とやっぱり早口なイーロン・マスクさんのインタビューを日本語字幕で見るのが楽しみです。

 自動翻訳は、コンテンツ視聴だけではなく、メッセージアプリでも使えます。Googleの音声通訳機能は2019年からありますが、リアルタイムとはちょっと言えなかったし、アプリ内でシームレスに使うこともできませんでした。記者説明会ではその場でメッセージアプリのチャットをリアルタイム翻訳してみせてくれました。ほぼリアルタイムでした。

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メッセージアプリでのリアルタイム翻訳

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