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オンキヨー、修理サービスの新規受付を一時停止 2022年1月末まで 人員、パーツ不足で対応できず
オンキヨーホームエンターテイメントが、製品修理の新規受付を一時停止する。人員が不足している上、コロナ禍で部品の供給も滞っているため修理業務に限界が来ている。
オンキヨーホームエンターテイメントは11月9日、製品修理の新規受付を15日から2022年1月末まで一時停止すると発表した。人員不足で修理件数の増加に対応できない上、ベトナムやマレーシアの新型コロナウイルス感染症拡大で部品の供給も滞っているため、通常約2週間で完了する修理業務に3カ月かかる状況にあるという。
対象は個人向け、法人向けの両方。新規受付を停止して既存の依頼に集中するとともに、修理体制の再構築を進める。
同社は経営再建のため、6月にホームAV事業をシャープと米オーディオメーカー、VOXX Internationalの合弁会社に譲渡。サービス業務についてはこれまでグループ会社に委託していたが、自社に集約している。今後は社内での人員確保に加え、サービスの外部委託なども実施するとしている。
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