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行動履歴使わずターゲティング広告配信 KDDI、脱Cookie進める
KDDIが、消費者のライフスタイルに合わせた広告を、行動履歴の追跡や収集なしに配信するプラットフォームを開発した。KDDIが同意を得て取得した情報を活用する。
KDDIは11月16日、消費者のライフスタイルに合わせた広告を、行動履歴の追跡や収集なしに配信するプラットフォームを開発したと発表した。KDDIが同意を得て取得した性別や年代などの情報を活用。2022年1月に提供を始める。
広告事業を手掛けるSupershipホールディングス(東京都港区)、子会社のSupership(同)と共同で開発。Supershipホールディングスが利用権を持つ英Novatiq Limited(ノバティック)の特許技術を活用した。
Webサイトやアプリの利用ごとに一時的に発行する広告配信用のIDと、KDDIが同意のもとで取得した属性情報を組み合わせて関連性の高い情報を配信する。消費者はIPアドレスで識別する。広告配信用IDは消費者の端末には保存せず、行動履歴の取得にも使わない。
これまでの広告配信では、サードパーティーCookieなどを活用して消費者のWebサイト閲覧状況などの行動履歴を取得し、興味を引きやすい広告を配信するものもある。一方、プライバシー保護の観点からサードパーティーCookie規制が世界各国で進んでおり、日本でも個人情報保護委員会が規制を検討。新しい仕組みによる広告配信の開発が進んでいる。
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