セキュリティ対策をしないスマホユーザーが多いSNSは「Instagram」――MMD研究所調べ
MMD研究所は、スマートフォンユーザーを対象に実施した調査で、情報の流出やアカウントの乗っ取りなどの対策に気を配っていない人の比率が最も多いSNSは、Instagram(31.1%)だとする調査結果を発表。
MMD研究所は11月25日、スマートフォンとSNSを利用している人を対象に実施した調査で、写真からの情報流出やアカウント乗っ取りなどの情報セキュリティ対策に気を配っていない人はInstagramユーザーに多い(31.1%)とする結果を発表した。
TwitterやFacebook、LINE、スマホ決済の利用者にも調査を実施したところ、対策をしている利用者はスマホ決済が85.8%で最も多く、SNSではTwitterが80.2%でトップになった。
各サービス別に、情報セキュリティ対策をしている利用者たちの具体的な対策方法を複数回答で聞いたところ、「ログイン情報を人と共有しない」がTwitter(63.3%)とFacebook(58.0%)、Instagram(51.8%)で最も多く、LINEは「友だち以外からのメッセージ受信をブロックする」(50.6%)、スマホ決済は「メールやSNS内のリンクを不用意に開かない」(66.7%)がそれぞれ1位になった。
各サービス利用者に、情報セキュリティ被害に遭った経験があるかサービス別に聞いたところ、「ない」と答えたのはスマホ決済が81.6%で最も多く、SNS利用者の中ではTwitterが74.2%で1位となり、LINEが68.2%で最下位になった。「ある」と答えた利用者が最も多かったのはFacebook(8.7%)で、最も少なかったのはLINE(2.4%)だった。
調査はスマートフォンを所有する18歳から69歳の男女6647人からスマホ決済や各SNSの利用者を330人ほど抽出して実施した。
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