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Intel、傘下の自動運転企業MobileyeのIPO計画を発表
Intelは、2017年に買収した自動運転企業Mobileyeを2022年に上場すると発表した。上場後もMobileyeの株式の過半を保有する計画だ。
米Intelは12月6日(現地時間)、傘下のイスラエルの自動運転企業Mobileyeを2022年半ばに米株式市場に上場する計画を発表した。
Intelは2017年にMobileyeの買収を発表。買収総額は約150億ドルだった。米Reutersによると、企業価値は500億ドルを上回る可能性があるという。Intelは現在、Moibleyeの株式を100%保有している。株式公開後も過半数を保持する計画だ。
Intelはプレスリリースで「IntelはMobileyeの過半数の所有者であり続け、両社は引き続き戦略的パートナーとして、自動車セクターでのコンピューティングの成長を追求するプロジェクトで協力していく」と語った。
Intelのパッド・ゲルシンガーCEOは「IntelによるMobileyeの買収は大成功だった。Mobileyeは、2021年の利益が2020年よりも40%以上高くなると予想され、前年比で記録的な収益を達成した。これは、両社にとっての大きなメリットを意味する」と語った。
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