バンダイ公式サイト、品薄で一部ガンプラを抽選販売に 再生産スケジュール公開もファンは「半年先まで状況は変わらないのか」
BANDAI SPIRITSは10日、公式ECサイト「ガンダムベースオンラインショップ」で一部ガンプラの抽選販売を始めた。
BANDAI SPIRITSは12月10日、公式ECサイト「ガンダムベースオンラインショップ」(プレミアムバンダイ内)で一部ガンプラの抽選販売を始めた。海外人気の高まりによる品薄対策の一環。ネット上では抽選販売を評価する声が上がる一方、状況が変わらないことを嘆く人も多い。
抽選販売の対象は「RG 1/144 Hi-νガンダム」「HG 1/144 ペーネロペー」など人気の5商品。10日正午から17日正午まで受け付ける。申し込みは1人1個限定で、決済手段はクレジットカードか独自の電子マネー「プレバンPay」のみ。当選者には23日に通知するが、出荷は2022年4月になる。
BANDAI SPIRITSは抽選販売にした理由を「昨今の品薄状態により、多くの人が商品を買えない、買いにくい状況が生まれている。改善に向けて生産、販売の対策を講じており、その一環として再生産とガンダムベースオンラインショップでの抽選販売を実施する」と説明している。併せて人気商品の再生産スケジュールを半年先まで公開した。
バンダイの対応についてネット上のファンは様々な反応をみせた。「期間を設けた抽選なら社会人も参加できる」「継続的に商品が供給されると分かれば転売業者から購入する人は減る」と評価する声がある一方、「半年後も状況は変わらないのか」「バンダイは海外や直販店ばかり優遇している」といった厳しい意見も多く見られた。
ガンプラは海外での人気上昇に伴い、近年は品薄傾向に。バンダイは新工場の建設など増産に努めてきたが、コロナ禍の「おうち需要」で品薄に拍車がかかり、現在も販売店の多くは「お一人様1点まで」。とくに人気商品は入手しずらい状況が続いている。
全国5カ所にあるバンダイ直営店「ガンダムベース」は11月26日、「昨今の状況」を鑑み、今年度は「ガンプラ福袋」を実施しないと発表した。
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