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2キロ圏内乗り放題・30日5000円 KDDIとWILLER、新会社で「mobi」全国展開へ
エリア定額乗り放題サービス「mobi」にKDDIが参加。4月に新会社を共同出資で設立し、サービスの全国展開を目指す。
エリア定額乗り放題サービス「mobi」や高速バス運行事業などを展開するWILLERとKDDIは12月22日、2022年1月からmobiを共同で提供すると発表した。
4月に新会社「Community Mobility株式会社」(議決権比率:WILLER 51%、KDDI 49%)を共同で設立。WILLERが単体で運営してきた「mobi」にKDDIが参加する形で、サービスの全国展開を目指す。
mobiは、アプリ(または電話)を使って送迎のクルマを配車できるMaaS。半径約2kmの小さなエリア内限定だが、低価格で気軽に利用できる。
30日間利用し放題の「定額プラン」は月5000円。同居家族は6人まで、1人あたり500円追加で登録できる(都度課金なら大人300円、小学生以下150円)。
運行はプロのドライバーが担当する。AIルーティングにより最適なルートで移動できるとうたう。
サービスは、mobi提供エリアである東京都渋谷区、愛知県名古屋市千種区、京都府京丹後市、東京都豊島区(2022年開始予定)でまず展開する。
新会社を通じて、KDDIが持つ地方自治体とのつながりやデータ活用の知見を生かし、ニーズに合ったサービスを展開する他、KDDI傘下のキッザニアなどとも連携し、施設への無料送迎も検討する。
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