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サイトの引っ越しに対応できるQRコード登場 あとから遷移先を更新できる仕組み
メディアシークが、アクセス先Webサイトの引っ越しなどでドメインが変わっても常に最新のページに誘導できるQRコード生成サービスを開発した。QRコード生成後に、表示する情報やURLを更新できる。
QRコードリーダーの開発などを手掛けるメディアシークは1月11日、アクセス先Webサイトの引っ越しなどでドメインが変わっても常に目的のページに誘導できるQRコード生成サービスを開発したと発表した。このサービスで生成したQRコードであれば、パンフレットやポスターなどに印刷され古くなったQRコードからでも正しいWebサイトにアクセスさせられる。
サービスの管理画面であらかじめ指定した情報やWebサイトを表示できる。情報やドメインの変更時に登録情報を更新することで、同じQRコードでも常に最新の情報に案内できる。QRコードの読み取りに専用の機器やアプリは不要。
自治体や企業がWebサイトを引っ越す際に、悪意のある第三者に引っ越し前のドメインを取得され、詐欺サイトなどに作り替えられるケースもある。古いQRコードを放置していると、ユーザーが知らずに詐欺サイトにアクセスし、被害に遭ってしまう。正しい遷移先に案内することで「ドメイン更新ミスによる不正被害リスクなどを軽減できる」(メディアシーク)としている。
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