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京急名物“パタパタ”発車案内、引退へ 35年の歴史に幕
京浜急行は12日、京急川崎駅ホームにある「フラップ式列車発車案内表示装置」(通称:パタパタ発車案内装置)を2月中旬で撤去すると発表した。
京浜急行は1月12日、京急川崎駅ホームにある「フラップ式列車発車案内表示装置」(通称:パタパタ発車案内装置)を2月中旬で撤去すると発表した。LED表示式への転換のため35年の歴史に幕を下ろす。
パタパタと音をたてながら表示を変える発車案内装置は1986年に京急川崎駅で初めて導入(現在は2代目)。一時は10駅ほどで使用していたが、時代の流れとともにLED表示式への転換が進み、京急川崎駅も2月中旬の更新工事で使用を止めることになった。
パタパタ発車案内装置は「レトロ感がある」などといわれ、駅利用者や鉄道ファンに人気があったという。京急は「引退を惜しみ、想い出として手元に残していただくため」とし、2月にかけて各種記念イベントや記念グッズの販売を行う。
台紙にパタパタが付いた記念乗車券は1月14日から特設サイトで事前抽選の申し込みを受け付け、当選者を対象に2月5日から京急川崎駅の有人窓口で販売する。2000セット限定で価格は2500円(税込)。
2月4日にはパタパタ発車案内装置の仕組み解説やグッズ抽選会などもある引退記念特別ナイトツアーを実施する。参加料金は系列ホテル「京急EXイン」の宿泊込みで1万8000円(税込)。特設サイトで14日から抽選の受付を始める。定員は20人。
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