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米Meta、Oculusブランドから卒業 今後は「Meta Quest」に
米Metaは、Oculusブランドからの卒業を発表した。アプリ「Oculus」は「Meta Quest」に名称を変える。現在販売中のヘッドセットの外箱印字や、ソーシャルメディアのアカウント名も順次変更するという。
米Metaは1月27日、Oculusブランドの使用を終了すると正式に発表した。今後、VRヘッドセット「Oculus Quest from Facebook」は「Meta Quest」に、「Oculusアプリ」は「Meta Questアプリ」に名称を変える。現在販売している製品の外箱の印字や、SNSのアカウント名も順次変更するという。
名称変更の理由を同社は「10億人の人々をVRの世界へつなげるという目標に向けて、『Quest』がMeta社の製品であることを明確にしたい」と説明。Metaの社名や、同社がビジョンに掲げる「メタバース」の認知向上が理由にあるとしている。
「Oculusブランドから卒業することにした。ハードウェアのブランド表記は変更するが、ソフトウェアや開発者向けツールなど、当社のDNAの中核としてOculusの精神は存続していく」(同社)
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