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カメラの祭典「CP+2022」、リアルイベント中止 「感染者数の大幅減が見込めず」
カメラの祭典「CP+2022」のリアルイベントを中止するとカメラ映像機器工業会が発表した。「2月末までに感染者数が大幅に減少し、安全・安心にイベントを開催できる状態まで回復する可能性は低い」と中止の理由を説明している。
カメラ映像機器工業会は2月7日、カメラ系総合展示会「CP+2022」において、2月24日から開催予定だったパシフィコ横浜でのリアルイベントを中止し、2021年に続きオンライン単独開催(2月22日から27日まで)に移行すると発表した。
同団体は、中止理由として「年明け以来急拡大しているオミクロン株の猛威によって、現在、感染者や濃厚接触者の急増、抗原検査キットの供給逼迫など、安全なイベント運営に支障を来す事態」と説明した他、「2月末までに感染者数が大幅に減少し、安全・安心にイベントを開催できる状態まで回復する可能性は低い」と判断したという。
CP+のリアルイベントは新型コロナウイルス感染症の影響で2020年から開催しておらず、今回の中止決定により3年連続でリアルイベントが催されないことになる。
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