四字熟語版Wordle「漢字ル」 はてなCTOが作成 部首のヒントがあっても激ムズ?
海外で人気の単語推測ゲーム「Wordle」にインスパイアを受けたクイズゲーム「漢字ル」が公開されている。基本的なルールはWordleと同じく、指定された回数の中で単語を当てる。漢字ルでは四字熟語を出題する。
海外で人気の単語推測ゲーム「Wordle」にインスパイアを受けたクイズゲーム「漢字ル」が公開されている。基本的なルールはWordleと同じで、指定された回数の中で単語を当てる。漢字ルでは四字熟語を出題し、チャレンジは20回まで可能だ。
開発したのは、はてなの大坪弘尚CTO。「自分の母語である日本語でWordleを実現するとなるとどうなるか」と考えたことが開発のきっかけという。「漢字を使うと、文字種が多くて難しすぎるだろうけど、部首の情報を使えればヒントになるのでは?」とアイデアを膨らませ、一晩のうちに実装から公開までに至ったとしている。
文字の位置や内容が合っている場合にはタイルの色が変わるヒント機能の他にも、漢字ルの独自ルールとして漢字内の部首など一部のパーツが合っている場合にも色が変わる機能を実装している。
20回のチャレンジ回数と部首によるヒント機能から察しがつくように、このゲームは本家Wordle以上に難易度が高い。大坪さん自身も「激ムズ」とコメントしている。
出題する四字熟語のリストには、5800種類が網羅されているという「四字熟語 - Yojijukugo」、漢字のパーツの情報には「漢字を構成する部首/偏旁のデータセット」、ユーザーインタフェースには「React Wordle」などを使ったという。漢字ル特有の漢字のパーツ単位での正誤判定のみ、自身でコードを書いたとしている。
大坪さんは自身のブログで「自分で作ってても相当難しいと思ったが、意外とプレイしてもらえていて、かつ解けている人も多くて驚きがある」とコメントしている。
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