ニュース
ロシア軍の攻撃で原発に火災、世界で3番目の規模 公式ライブカメラの中継あり
ウクライナのドミトロ・クレバ外相が、ザポリージャ原子力発電所がロシア軍の攻撃を受けて、火災が起きていると発表した。クレバ外相は「爆発すればチェルノブイリの10倍の規模になる」として、消火活動を行えるよう安全を確保してほしいとロシア側に訴えている。
ウクライナのドミトロ・クレバ外相(@DmytroKuleba)は3月4日(現地時間)、ザポリージャ原子力発電所がロシア軍の攻撃を受け、火災が起きていると発表した。クレバ外相は「爆発すればチェルノブイリの10倍の規模になる」として、消火活動を行えるよう安全を確保してほしいとロシア側に訴えている。
この模様はザポリージャ原子力発電所のYouTubeチャンネルでライブ配信されており、4日午前10時30分時点で4万人以上の人が視聴していた。現在はアーカイブを公開している。
国際原子力機関(IAEA)もこの件について「私たちもザポリージャ原子力発電所への砲撃報告を確認している。状況についてウクライナ当局とコンタクトをとっている」とTwitterに投稿している。
ザポリージャ原子力発電所はウクライナにあるヨーロッパ最大級の原子力発電所で、世界で3番目に大きい原子力発電所。
関連記事
- 「ロシアをGitHubから切り離して」の意見に公式が返答 「私たちのビジョンは、全ての開発者のホームになること」
「GitHubからロシアを切り離して」──ロシアのウクライナ侵攻を受けて、このような件名の投稿がGitHub上に掲載された。さまざまな物議を醸したが、GitHubは「私たちのビジョンは、どこに住んでいても、全ての開発者のホームになることだ」と返答をした。 - 赤十字、ウクライナ避難民に支援物資としてSIMカード(60GB入り)を配布 「新世紀の救援物資」とTwitterで話題に
ロシアによるウクライナ侵攻の中、現地から避難する人が支援物資としてSIMカードを受け取ったことが話題になっている。ルーマニアの赤十字は、食料や水、衛生用品などに加えて、SIMカードも配布しているという。 - カスペルスキーCEO、ロシアのウクライナ侵攻に「戦争は良いものではない」と反応
露カスペルスキーのユージン・カスペルスキーCEO(@e_kaspersky)は、ロシアのウクライナ侵攻について「戦争は良いものではない」とTwitter上で表明した。 - オラクル、ロシアでの業務を停止 「ウクライナの政府と人々を支援」
米Oracleが、3月2日までにロシアでの業務を停止したと発表した。「世界中にいる15万人の従業員を代表し、ウクライナの人々と選挙で選ばれた政府の両方を支援する」という。 - Apple、ロシアでの製品販売を停止
ウクライナの副首相からロシアでのサービス停止を要請されていたAppleがロシアでの製品販売を停止した。Webサイトは生きているが、購入ボタンを押すと「停止中」と表示される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.