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赤十字、ウクライナ避難民に支援物資としてSIMカード(60GB入り)を配布 「新世紀の救援物資」とTwitterで話題に
ロシアによるウクライナ侵攻の中、現地から避難する人が支援物資としてSIMカードを受け取ったことが話題になっている。ルーマニアの赤十字は、食料や水、衛生用品などに加えて、SIMカードも配布しているという。
ロシアによるウクライナ侵攻の中、現地から避難する人が受け取った支援物資が話題になっている。ウクライナから避難したという日系カナダ人のガナイケ(@gunner_ike)さんは3月2日(現地時間)、「ルーマニアの国境すぐ出て無料で配ってたSIMカード、60GBも使える。マジで助かる」と投稿。支援物資としてSIMカードを受け取ったと明かした。
ガナイケさんのこのツイートには「新世紀の救援物資だ」や「ルーマニアわかってますね!」「必要なのは、身体を休める場所、身体を温める食事、ネット環境」など、赤十字の支援内容について好意的な反応が見られた。
赤十字国際委員会の公式Twitterアカウント(@ICRC_jp)は2月28日時点で「30万人以上がウクライナから国外へ避難した」としており、ルーマニア赤十字はSIMカードの他にも、食料や水、衛生用品などを配布しているという。
ガナイケさんは1日にルーマニアに避難済み。自身のTwitterアカウントやYouTubeチャンネルを通して、ウクライナの現地情報を伝えている。
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