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ウクライナ、暗号資産を合法化
ウクライナのゼレンスキー大統領は暗号資産に関するウクライナ法に署名した。これによりウクライナで暗号資産の法的市場の立ち上げが可能になる。ロシアによる侵攻後、同国は3週間で約64億円相当の暗号資産を調達した。
ウクライナのデジタル変革省は3月16日(現地時間)、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が仮想資産(暗号資産)に関するウクライナ法に署名したと発表した。これにより、ウクライナ国立銀行と証券および株式市場に関する委員会を規制当局とし、ウクライナで暗号資産の法的市場を立ち上げる条件を創出する。
ミハイロ・フェドロフ副首相はTelegram投稿で、「戦争が始まり、暗号資産はウクライナ軍支援のための強力なツールになった。3週間以上続く戦争で、暗号基金は5400万ドル(約64億円)を調達した」と語った。
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