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「エアコン1度下げれば10%の節電に」──家電の節電方法、シャープが案内 「電力需給ひっ迫警報」発令中
シャープは公式Twitterアカウント(@SHARP_JP)でエアコンや洗濯機、冷蔵庫などの節電方法を紹介した。東京電力管内では電力需給ひっ迫警報が出されており、停電が懸念されている。
シャープは3月22日、公式Twitterアカウント(@SHARP_JP)でエアコンや洗濯機、冷蔵庫などの節電方法を紹介した。同日には東京電力管内で「電力需給ひっ迫警報」が出されており、停電の発生が懸念されている。
エアコンの節電方法として、暖房の目安温度は20度にするよう案内。「いつもより設定1度下げるとだいたい10%電気代の節約になる」と説明している。他に、「消し忘れ防止にタイマーを設定する」「夜間はカーテン/ブラインドで断熱」「フィルター掃除をする」「室外機の吹き出し口をモノでふさがない」などの対策を紹介した。
冷蔵庫には、よく出すものを手前に置き、ドアの開閉を減らすことが節電につながると案内した。他に、熱いものをいきなり入れないことや、詰め込みすぎない、エコモードなどの機能を使用することも対策になるとしている。
洗濯機の利用は、できるだけまとめ洗いすることを推奨。洗濯物の入れすぎや乾燥に注意し、洗剤は適量を使うよう案内した。乾燥機については、「電力需給が逼迫(ひっぱく)する今日は乾燥機を控えた方がいいかも」とした。
資源エネルギー庁は21日、福島県沖地震の影響を受けて、東京電力管内の22日の電力需給が極めて厳しくなるとして初の「需給ひっ迫警報」を発令。東京電力は、家庭や職場などで不要な電力の使用は控え、節電するように案内している。
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