「Chrome 100」リリース 新ロゴやユーザーエージェント対策など
GoogleはWEbブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 100」(バージョン100.0.4896.60)をリリースした。対象はWindows、Mac、Linux。ロゴが新しくなり、Webアプリがマルチディスプレイ対応になる。
米Googleは3月29日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 100」(バージョン100.0.4896.60)をWindows、Mac、Linux向けに公開したと発表した。数日かけてロールアウトしていく。
2008年9月1日に最初のβ版をリリースしてから約13年でバージョン100を迎えた。
一般ユーザー向けの新機能としては、ロゴのデザイン変更、Webアプリでのマルチディスプレイ対応、[設定]→「プライバシーとセキュリティ」の「安全確認」の改善などが追加された。
新しいロゴについてGoogleは、隣接する色の境目にあったシャドウをなくし、中心の円を大きくし、色も明るくしたと説明した。
Webアプリのマルチディスプレイ対応で、プレゼンなどで大画面でスライドを表示し、手元のPCで原稿メモを表示するような使い方ができるようになる。
バージョンが3桁になり、UA(ユーザーエージェント)を正しく使っていないWebサイトに影響が出る可能性がある。GoogleとMozillaは過去数カ月、対策を呼び掛けており、「多くの問題は既に修正された」という。なお、GoogleはUAの文字列の使用を「User-Agent Client Hints API」に置き換える計画で、Chrome 101以降では、UAは段階的に削減されていく見込みだ。
セキュリティ関連では、28件の脆弱性に対処した。今回は最高レベルの脆弱性はなかった。
開発者向けの情報は、以下の動画を参照されたい。
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