利用者の多いクラウドストレージランキング 2位は「iCloud」、1位は?──ICT総研調べ
最も利用者数の多いクラウドストレージサービスは何か。ICT総研は、クラウドストレージサービス利用者の実態調査の結果を発表した。
最も利用者数の多いクラウドストレージサービスは何か。ICT総研は4月18日、クラウドストレージサービス利用者の実態調査の結果を発表した。個人利用(仕事以外で利用)してるサービスを複数回答で聞いたところ、1位は「Google ドライブ」(1214人)、2位は「iCloud drive」(775人)、3位は「Microsoft OneDrive」(500人)、4位は「Dropbox」(462人)になった。
Google ドライブは20年6月に行った同様の調査でも1位になった。この結果についてICT総研は「Androidスマートフォンを利用するユーザーが増加していることが要因の一つ」と指摘。「複数のサービスを併用して使い分けているユーザーも多くいるが、取捨選択がさらに進み、大手事業者のシェアが高まる傾向は続くとみられる」(同)とコメントした。
仕事での利用率ランキングでも、Google ドライブは1位に、次いでiCloud driveとMicrosoft OneDriveが小差で並び、4位はDropboxだった。Microsoft OneDriveは、個人利用と仕事での利用と結果を比較して、最も差が小さかった。
個人利用していると回答したユーザー2237人に、利用中のサービスについて5段階評価で満足度を尋ねたところ、満足度1位はGoogle ドライブ(73.7%)、2位はMicrosoft OneDrive(71.3%)、3位はDropbox(70.6%)となり、iCloud driveは5位(66.8%)だった。
また、有料サービスの利用有無についても聞くと、「有料サービスを利用中」は14.6%、「今後は有料サービス利用を検討」は13.5%で、「今後も無料サービスを利用」は58.4%になった。
これらなどの結果からICT総研は、21年3月末(20年度)に5176万人だった日本国内の個人向けクラウドストレージサービス利用者は、21年度に5345万人、23年度には5620万人に増えると見込んでいる。このうち有料サービスの利用者数は、21年度で1535万人、23年度に1640万人へと増加する見通し。
この調査は、インターネットユーザー4407人に対してWeb上で行った。調査期間は4月6〜13日。
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