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VRで直感的に3Dモデリングできるソフト、Adobeがβ版を無償公開 QuestやRiftに対応

米Adobeは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などを使って、VR空間上で3Dモデリングが可能なソフト「Adobe Substance 3D Modeler」のβ版を無償公開した。

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 米Adobeは4月28日(現地時間)、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などを使って、VR空間上で3Dモデリングが可能なソフト「Adobe Substance 3D Modeler」のβ版を無償公開した。Creative Cloudのサブスクリプションを契約していないユーザーでも利用できるが、最新情報を掲載するプレリリースサイトへのアクセスにAdobe IDが必要となる。


「Adobe Substance 3D Modeler」のプレリリースページ

「Adobe Substance 3D Modeler」の利用イメージ

 Substance 3D Modelerは、2019年にAdobeが買収したOculusのVRモデリングツール「Medium」をベースとしたもの。一般的なディスプレイの他、Oculus Rift/QuestなどのHMDとOculus Touchコントローラーを使った、直感的な3Dモデリングが可能。公式にはサポートしないが、「Revive」を使うことでOculus以外のHMDでも利用可能としている。

 動作環境は、最小構成でRAM 8GB、GPUにGeforce GTX 1060かRadeon RX580(4GB VRAM)。推奨構成は、RAM 32GB、GPUは10GBのVRAMを持つモデルとしている。OSは、Windows 10のみでmac OSやLinuxはサポートしない。対応HMDは、Oculus Rift、Oculus Rift S、Oculus Quest、Oculues Quest 2(現Meta Quest 2)の4種類。Questは、Oculus LinkでPCと接続して使用する。


「Adobe Substance 3D Modeler」のシステム要件

「Adobe Substance 3D Modeler」で利用できるHMD

 同社は、正式版(バージョン1.0)のリリースに向け、アプリの安定性とパフォーマンス向上を図っており、定期的にアップデートを実施。各ビルドは60日後に期限切れになるため、最新ビルドを使うように呼びかけている。また、β版のため重要な作業での使用を控えるように案内している。

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