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群馬県の事務システムにプログラムミス 利用事業者情報3003件流出か
群馬県は、委託業務の書類提出などに使っている事務システムにプログラムミスがあり、利用者情報約3000件が流出した可能性があると明らかにした。
群馬県は5月23日、委託業務の書類提出などに使っている事務システムにプログラムミスがあり、利用者情報約3000件が流出した可能性があると明らかにした。
問題が判明したのは、工事などの委託業務の書類提出や確認ができる「ぐんま電子納品システム」。20日に、保守運用を担当するNECから、プログラムミスにより工事などの委託先業者がシステム利用者の情報をダウンロードできる状態になっていたとの報告があったという。
情報をダウンロードした利用者は26人。流出した情報はユーザーIDと氏名、メールアドレス、会社名、最終ログイン日など3003件。
県はシステム利用者に対して、ダウンロード操作の停止、ダウンロードした情報の削除、ユーザーIDの変更を求めると同時に、原因の究明とプログラムの改修を依頼している。
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