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Google、Chromeブラウザの機械学習採用機能を紹介 うるさい通知のブロックなど
GoogleがChromeブラウザの機械学習採用の新機能を紹介。通知許可プロンプトをユーザーの履歴からブロックするかどうか判断する機能や、Android版で適切なツールアイコンを表示する機能などだ。
米Googleは6月9日(現地時間)、Chromeブラウザに近日追加予定の3つの機械学習採用機能を紹介した。
うるさい通知許可プロンプトを表示させない機能
Chromeブラウザには以前からWebサイトが表示しようとする通知を自動的にブロックする設定があるが、Webサイトからのアクセス許可プロンプトについて、ユーザーが以前ブロックした履歴にもとづいて、自動的にプロンプトを非表示にする機能を追加する。
ブロックしたことはアドレスバーに表示され、これをクリックするとブロックされたプロンプトを表示できる。
Android版Chromeのツールバーにニーズに応じたアイコンを表示
Android版Chromeブラウザのツールバーで、アドレスバーの右隣に、機械学習でニーズを推測して適切なツールのアイコンを表示するようになる。現在は新しいタブを表示する[+]が表示されるようになっているが、表示したWebサイトに応じてこれが「共有」や「音声検索」のマイクアイコンなどに変化する。
JourneysのWebサイトを自動翻訳(日本ではまだ)
「Journeys」は、英語やドイツ語などで利用できる、自分の検索履歴がトピック別にグループ化される機能(日本ではまだ使えない)。2月に発表された。
この機能にはもともと機械学習が使われているが、さらに、グループ化したWebサイトを自動的にユーザーが設定した言語に翻訳する機能が追加された。
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