Chrome OS(ChromebookのOS)もバージョン100に ランチャーや音声入力改善など
Chromeブラウザに続き、ChromebookのOS、Chrome OSもバージョン100になる。ランチャーの表示位置が変わり、編集も可能になる。端末のカメラでGIFも作成できる。
米Googleは3月30日(現地時間)、ChromebookのOS「Chrome OS」を31日にバージョン100にアップデートすると発表し、幾つかの新機能を紹介した。ブラウザのChromeは29日に100に更新済みだ。
ランチャーが左下から広がるようになり、配置編集も可能に
Chromebookのランチャーは、インストールされているすべてのアプリを一覧でき、検索もできる画面だ。キーボードのランチャーキーか画面左下のランチャーボタンを選択することで表示する。現在はディスプレイの下から引き上げる感じで表示するが、これがWindows 10のスタートメニューのように左下から広がるようになる。
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また、アプリの表示順をアルファベット順または(アイコンの)色順に並べ替えられるようになる。Androidのホーム画面のように、手動で配置を変えることも可能になる。
ランチャーの検索枠では、デバイス内のアプリやファイルだけでなく、ネット上の情報やChromebookのショートカット、ブラウザのタブを多数開いている場合のタブも探せるようになる。
音声入力で「消去」や「ヘルプ」が可能に
Androidの音声入力では既にできる、「消去」で入力を削除する機能が使えるようになる。公式ブログでは「move to next character」(次の文字に移動)もできるとしている。利用するには[設定]で「音声入力」を有効にする必要がある。ランチャーキー+[D]で起動する。
カメラでGIF作成が可能に
カメラ搭載のChromebookであれば、カメラアプリでGIFを撮影できる。動画撮影を選ぶとノーマルかGIFを選べるようになる。最長5秒まで。
Chrome OS Flex対応端末の拡大
2月にβ版として公開した、WindowsやIntelベースのMacにインストールできる無料OS「Chroe OS Flex」をインストールできる端末が増え、100以上のモデルが対象になった。サポートページで対応モデルを確認できる。
ロゴのデザイン変更
Chrome 100と同様に、Chromeのロゴが新しくなる。ロゴは、シェルフ(Windowsのタスクバーに当たる部分)や「Chrome OSについて」に表示される。
開発者向けWebサイトの拡充
2020年に立ち上げたChrome OS向けのアプリや拡張機能の開発者向けのWebサイトChromeOS.devを刷新し、教育用アプリ作成のための専用リソースや企業向けコンテンツなどを拡充した。
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