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集英社のマンガで英語を学べるアプリ登場 「鬼滅の刃」「SPY×FAMILY」「ONE PIECE」など30作品以上
マンガ特化のAI翻訳技術を手掛けるMantraは、マンガ作品で英語の多読学習ができるアプリ「Langaku」を公開した。漫画作品には集英社が協力しており、30作品をラインアップする。
マンガ特化のAI翻訳技術を手掛けるMantraは6月21日、マンガ作品で英語の多読学習ができるアプリ「Langaku」を公開した。漫画作品には集英社が協力しており、30作品をラインアップする。基本料は無料だが、月額980円のサブスクリプションや従量課金プランも用意する。先行してiOS版(iOS 13以降)を公開しており、Android版は近日公開。
Langakuは、マンガ内の吹き出しを英語で表示可能。吹き出しの“英語率”も調整でき、日本語80%/英語20%にしたり、英語100%なども設定可能。など、ユーザーのレベルに合わせて調整できる。吹き出しの英単語をすぐに調べられる辞書機能や、日本語版への切り替えにも対応。読み上げ機能もあり、発音も学べるという。
Langakuは、集英社が2020年9月に実施したスタートアップ向けアクセラレータープログラム「マンガテック2020」で採択された、英語多読学習アプリ。21年6月から7000人を対象としたβテストを実施していた。
今後は、毎月新規作品の公開を予定しており、ユーザーからの意見をもとに、機能追加や改善を実施。将来的には、英語以外の言語への対応、日本語学習への対応も検討しているという。
収録作品一覧(50音順)
- 青の祓魔師(加藤和恵)
- アオハライド(咲坂伊緒)
- アンデッドアンラック(戸塚慶文)
- 俺物語!!(アルコ・河原和音)
- かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜(赤坂アカ)
- 君に届け(椎名軽穂)
- 鬼滅の刃(吾峠呼世晴)
- 黒子のバスケ(藤巻忠俊)
- ゴールデンカムイ(野田サトル)
- 呪術廻戦(芥見下々)
- SPY×FAMILY(遠藤達哉)
- 聖闘士星矢(車田正美)
- チェンソーマン(藤本タツキ)
- テニスの王子様(許斐剛)
- DEATH NOTE(大場つぐみ・小畑健)
- 東京喰種(石田スイ)
- NANA −ナナ−(矢沢あい)
- NARUTO −ナルト−(岸本斉史)
- ニセコイ(古味直志)
- ハイキュー!!(古舘春一)
- 花より男子(神尾葉子)
- BLEACH(久保帯人)
- ホイッスル!(樋口大輔)
- ぼくたちは勉強ができない(筒井大志)
- 僕のヒーローアカデミア(堀越耕平)
- マッシュル-MASHLE-(甲本一)
- 約束のネバーランド(白井カイウ・出水ぽすか)
- ラブ★コン(中原アヤ)
- るろうに剣心(和月伸宏)
- ONE PIECE(尾田栄一郎)
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