「aiwaデジタル」誕生 Androidスマホ、Windowsタブレット、スマートウォッチなどを投入へ
JNSホールディングス傘下のJENESISが、アイワから「aiwa」ブランドのデジタル分野における商標使用権を取得した。「aiwaデジタル」シリーズとして、Androidスマートフォン/タブレット、Windowsタブレット、IP67対応のスマートウォッチを投入する。
JNSホールディングス(東京都千代田区)傘下のJENESIS(東京都千代田区)は6月29日、アイワ(東京都北区)から「aiwa」ブランドのデジタル分野における商標使用権を取得したと発表した。新ブランド「aiwaデジタル」シリーズを立ち上げ、第1弾としてAndroidスマートフォン/タブレット、Windowsタブレット、IP67対応のスマートウォッチを8月から投入する。
JENESISは、IT機器のEMS/ODM事業を手掛ける企業で、「POCKETALK」シリーズの製造などで知られる。中国深センに自社工場を持ち、自社ブランドとして「geanee」ブランドも展開している。2011年に香港で創業し、株式会社GEANEE(現GENESIS)を2012年に設立。2014年に日本交通、2018年にソースネクストと資本業務提携を結び、2020年にJNSホールディングスの完全子会社となった。
アイワは、もともと1946年に愛興電機産業として設立。59年にアイワに社名変更し、69年にソニーの傘下に。02年にソニーが吸収合併したものの、08年には「aiwa」ブランドを終了した。2017年に、ソニーのEMSとしてオーディオ機器の設計や製造を手掛けてきた十和田オーディオがaiwaの商標権をソニーから取得し、現在のアイワを設立している。
JENESISでは、第2弾の製品についても2022年中の投入を進めるとしている。
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