ポケモンGOのNiantic、公式ソーシャルアプリ「Campfire」発表 近くでプレイしている人がいるか分かる
米Nianticは30日、イングレスやポケモンGOなど自社ゲームユーザー向けのソーシャルアプリ「Campfire」を発表した。今後数カ月を掛け、世界中で順次提供を始める。
米Nianticは6月30日(現地時間)、「Ingress」(イングレス)や「Pokemon GO」(ポケモンGO)など自社ゲームユーザー向けのソーシャルアプリ「Campfire」(キャンプファイヤー)を発表した。今後数カ月を掛け、世界中で順次提供を始める。
周辺の地図に様々な情報を重ねて表示する、一種のマップツール。画面右上にゲームアイコンがあり、IngressやポケモンGOの専用画面を切り替えて使用する。
Campfireでは、近くで同じゲームをプレイしている人がいるかどうか確認したり、誰かと会ったときにフレンドリクエストやダイレクトメッセージを送ったりできる。
グループチャットも可能。グループ内に自分のいる場所を伝えたり、写真を投稿したりする機能もある。プライバシーに配慮し「メッセージによる位置情報の共有は任意。最大1時間まで連続して共有できるが、その後は自動的にオフになる」という。
ポケモンGOの場合、例えばレイドに人が集まらない時、ダイレクトメッセージやチャットでフレンドに助けを求められる。フレンドがいない場合は地図をタップし、他のプレイヤーにも見える「フレア」と呼ばれる目印を付けて人を集められる。
「コミュニティ」タブの「発見」ページでは近隣のコミュニティに参加したり、新しいプレイヤーと出会ったりも可能。「当面は利用可能なコミュニティのみに限定されるが、今後、順次追加していく予定」としている。
ポケモンGOでは「P-GO SEARCH」(通称ピゴサ)など野生で出現したポケモンの場所を表示するチートツール(通称マップツール)が問題になり、その後Nianticの働きかけで全てなくなった経緯がある。このためCampfireの情報が流れるとSNSでは「公式のマップツール登場か」と話題になったが、ポケモンの出現場所を共有する機能の有無などは不明。Nianticは「ソーシャルアプリ」として紹介している。
Campfireは日本のAppStoreからもダウンロードできる。ただしサインインしようとすると「現在、アクセスは制限されています」と表示され起動できない(7月1日午後4時時点)。
関連記事
- ポケモンGOのNiantic、バスケゲーム開発へ 家の周りに毎日NBA選手が出現
米Nianticは28日(米国時間)、NBAやNBPAと提携してスマートフォンゲーム「NBA-All-World」を制作すると発表した。位置情報を利用した基本無料のバスケットボールゲームになる。 - ポケモンGOの米Nianticが新たなARゲーム「ペリドット」公開 バーチャルペットを育てて繁殖
米Nianticは14日、最新のAR技術を投入したスマートフォン向けの位置情報ゲーム「Peridot」(ペリドット)を発表した。今後、数週間かけて技術検証を行う。 - ポケモンGOの夏フェス、3年ぶりリアル開催は札幌で どこからでも参加できるバーチャルイベントも
ポケモンGO恒例の夏の大型イベント「Pokemon GO Fest 2022」がリアルイベントとして帰ってきます。今回は札幌で8月に実施。チケットの販売も始まりました。 - 「ポケモンGO」、ロシアとベラルーシでのサービス停止 「ピクミン ブルーム」も
米Nianticは11日、ロシアとベラルーシでサービスを停止すると発表した。ロシアでは「ポケモンGO」や「ピクミン ブルーム」を提供していた。 - ポケモンGO、Amazon「Prime Gaming」で2週間ごとにアイテム無料配布
米Nianticは20日、Amazonのプライム会員向けゲーム関連サービス「Prime Gaming」と連携し、スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)のゲーム内アイテムを無償配布すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.