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「ゲリラ雷雨レーダー」、ウェザーニュースのアプリに実装
ウェザーニューズは5日、36時間先までのゲリラ豪雨リスクが分かる「ゲリラ豪雨レーダー」をスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」(iOS、Android)で提供すると発表した。
ウェザーニューズ(千葉県千葉市)は7月5日、36時間先までのゲリラ豪雨リスクが分かる「ゲリラ豪雨レーダー」をスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」(iOS、Android)で提供すると発表した。「局地的、突発的に激しい雨や落雷をもたらすゲリラ豪雨への対策に役立つ」としている。
マップ画面に36時間先まで1時間ごとのゲリラ豪雨リスクを3段階で表示する。利用者は現在地などから地図をズームし、詳細を確認できる。5日公開のアプリ新バージョン(iOS版はバージョン 5.27.0)に搭載した。
ゲリラ豪雨レーダーには過去15年にわたりゲリラ豪雨と向き合ってきた同社予報センターが新開発した「ゲリラ豪雨リスク予測」のデータを用いる。リスク予測は地上と上空の気温や湿度、不安定度などのデータを予報センターのベテランスタッフの経験知と気象解析技術でインデックス化し、算出する仕組み。「当社予報センターのスタッフの脳内をシステム化した」としている。
ウェザーニュースアプリは累計3000万ダウンロードを超えた基本無料の天気予報アプリ(。2021年にはAI技術を使ってゲリラ豪雨の危険を30分前までに通知する「ゲリラ豪雨アラーム」を実装した。
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